エンジン不調で入庫のYZ11のキューブ、
一発はぜっていないようで、どっどっどっどっと震えています。
アクセルを踏んでも力強く吹きあがりません。

ダイアグノーシスのチェックとパワーバランステスト、
キューブはエンジン上部に樹脂製のインレットマニホールドが
覆いかぶさっているので、すぐにプラグへアクセスできないので、
診断器である程度見立てをつける必要があります。

今回は3番シリンダーの失火、取り外したプラグとコイル、
コイルは目視でリーク痕が確認できます。
コイルはリサイクルパーツで4本セット、プラグも新品に。
これで調子が出るのは間違いありませんが、
この作業工程でどうしても視界に入ってきてしまうスロットルバルブ、
溜まりに溜まった汚れを見つけてしまう、、、

さあ、あなたな~らど~する~♪ってコーヒーのCMが頭をよぎる、、、
このまま組み付けても問題なくエンジンかかってOK、
見て見ぬふりをする?いや、きれいにしておくべきでしょ、
いや掃除をするととんでもない遠回りが待っているよ、
うまくいかなかったらどうするの?
でも走行距離も考えて、今後の事も考えて、と手を付けてしまったが最後、
作業後のエンジン始動後には恐ろしいハンチングの嵐が待ち受ける、
今まで車両が学習してきた吸入空気量と
突然通路をきれいにされて急に増えてしまった空気量が合わなくなり、
エンジン回転が上がろうとしたり下げようとしたりの急激なハンチング、
エンジン回転が大きく上がり下がりを繰り返し、
いわば暴走状態に陥ってしまいます。
ここで診断器による急速TAS学習という作業に入るのですが、
本来であればボタン一つ押せば解決できます。
しかし急激なハンチング状態では、
うまくTAS学習に入れない事がままありまして、
今回も何度も何度もトライする羽目になってしまいました、、、
嫌な汗がどんどん滲んでくるのですが、
あの手この手を駆使して、何とかTAS学習の完了に持ち込めました。

このハンチング状態の急速TAS学習、ホント手を焼かせます。
気持ちもほっとして試運転に出て加減速も快調快調!
ありがとうございました!