ＡＺＲ６０

車検で入庫だったＡＺＲ６０のＶＯＸＹ、
随分以前からエンジンチェックランプが点灯しているのを
相談されていましたが、
症状自体はエンジン不調ではないので、
そのまま伸ばし伸ばしになっていました、、、
今回の走行距離は１２万キロ。

診断機をつなぐと、ダイアグコードＰ０１３５が追加されています。
こちらはお決まりのフロントＯ２センサーのヒーター回路、
問題は以前からのＰ０４０３のＥＧＲ系統、排気ガス再循環装置。
ＥＧＲバルブの作動に問題が出ているのでしょうが、
ダイアグコードを消去してもすぐにまたランプ点灯。
オシロスコープによる波形確認、ＥＧＲバルブ単体抵抗測定、
ＥＧＲバルブとＥＣＵ間の導通確認と続きますが、
断線もないようで抵抗も基準値内、
ＥＧＲバルブ自体もすすが酷いわけでもなく、きれいなぐらい？
固着というふうにも考えられない。
診断機によるＥＧＲバルブのアクティブテストでは指示値に従って
バルブの数値が追従していません。
　
最終的には交換してみないと結果が得られませんので、
テストもかねてリサイクルパーツを手配しました。
ＥＧＲバルブ、そしてＥＣＵ、それぞれ８万キロ、５万キロ走行のもの。
組みつけてやると、無事にチェックランプは消灯しまして、
ＥＧＲのアクティブテストも追従ＯＫ、
結果はお安い方がよいということでしたので、
そのまま納車の流れとさせていただきました。
試運転した感じでは、走行フィーリング自体も改善されました。
今後、燃費はおそらく改善傾向になるのでは？
そうそう、ＥＣＵの組み付け前にはスロットルボディーのみ
清掃は加えておきました。
ふー、難案件が一つ片付いてやれやれ、
今後は大きなトラブルが出ないことを祈る！