10月後半は少し余裕がありまして、
たまたまそういうタイミングで入庫だったドロドロの車両は、
きれいにしてお渡し出来たり。
別に洗車やお掃除代は頂いていないんだけれども、
遠方からわざわざ来て下さっている方もいらっしゃるし、
乗って帰る際に、少しでもきれいになってたら嬉しいかな?と。
何をもってその方の信用を築けるか分からないですが、
そういう信用を築けるように毎回作業していく事が大事かな?
と頭ではいつも考えているのですが、、、

逆にそういう余計な事ばかり考えていると、依頼された肝心な事を、
うまく進められなくなる結果につながってしまう事が多々あります。
先日はBS9のレガシーアウトバック、当方へは初めての入庫、
エンジン不調?アイドリング時のガタつき回転落ちや、
加速時の息つきの症状が時々出る、
一緒に試運転させて頂いて、症状も確認できました。
約5万キロ、当方の普段の光景からすれば旧くない、
どちらかというとまだ新しいと思う車両、
これまでたくさん乗ってきている感覚からすると、
ごくたまに失火しているな?という感じで、まずは点火系、
部品もすぐ届くスパークプラグから始めたいと思いました。
で、これがいけなかった、本来なら、車両をお預りして、
自分が症状を完全に飲み込めるまで試運転を繰り返すべきでした。
そうしてすぐに届いたプラグ交換をしてみるも、
やはり加速時にカッカッと息つくことがある、ただこれが頻繁ではない。
診断機をつないでもう一度試運転をしてみるが、
この時見ていたラフネスモニターは1番から4番まで0のまま、
おかしいな?失火の症状は出ている時があるのにな?
この時点でイグニッションコイルを4本交換するべきだな、と思うも、
コイルを4本交換しても改善しなかったら、の不安がよぎる。
マツダ系ではインジェクターの不具合の経験もある、
ホンダ系では3番シリンダーの失火の原因が、
エキゾーストバルブに端を発しているケースも多々ある。
初めての入庫して下さったのに、費用もたくさんかかってしまうし、
かといって安くあげてあげたい気持ちが勝ってしまったせいで、
費用の低いスパークプラグから始めてしまった事を悔いる。
ここで、お客さんの来店時間が遅くなったので、もう一度試運転に出る、
カクッたな、の瞬間ラフネスモニターに目が行くと、
4番シリンダーに5の数字が?しばらく走行を続けて気が付くと、
ラフネスモニターには0が並んでいる?そのまま走行を続けて、
症状が出るようにあれこれと変則的に走らせる、
出た瞬間4番のラフネスモニターは1になるが、
また気が付くと0に戻っている、ここで気が付く、そういう事か?
拾った数字は積算していくのではなくて、
拾った瞬間から決められたわずかな時間しか保持しないんだと?
ここで経験値の不足を実感する。
そうして不本意ながら完了していない状態で返却する形となった事を、
大変申し訳なく思いますし、
信頼に値する仕事を全うできなかった事を深く反省致します。
後日分かった事ですが、この辺りの年式一部のイグニッションコイルは、
結構早い段階で不具合が起きているらしく、
トラブルを防ぐためにもプラグと併せて全数交換が望ましい、という事です。
逆にコイル以外の不具合は発生頻度からして考えにくいので、
値段は張りますが、思い切って全数交換の見積もりを出して下さい、という事でした。
私のこの反省が、どなたかのお役に立てればと思いますし、
ご依頼下さったお客様にも重ねてお詫び申し上げます。