
5日の日曜日はたしか曇り、涼しい、15時頃から雨。
早朝から夕遅くまで、しなきゃならん用事があれこれとあったんですが、
午後に大手前公園までコッパディ姫路を観に行きました。
ゴールの公園へ左折で入るのですが、カメラを構えるちょうど目の前で、
唐沢さんの乗ったピカピカのシルバーの356?が停まってすっごく感動!
頑張って行った甲斐がありました。
本当はオートバイで行きたかったんですが、
いかんせん右腕の調子が悪く、そこだけが惜しまれる。
仕入れに行った12日の日曜日は、10時頃には帰還できたので、
その後どうしよかと悩む、、、天気は良いが風が強い、
相変わらず右腕が痛いので、オートバイで追い込むわけにもいかない。
昼寝してから午後に近くのイオンシネマへ、と思うが、
家族の連携がうまくいかず、目の前で引き返すことに、、、
帰宅して仕方なく録画リストを眺める、
ルマン当日だけに、やっぱ栄光のルマンか?と思うも、
BSプレミアムシネマの、ブラックレイン、が残っている!
おーあの健さんと優作さんとマイケルの名作ではないか、
これまでちゃんと観たことはないし、予備知識もない、ちょうどよい。
オープニングはハーレーのオートバイシーンから、、、興味を惹かれる。
作中は、オートバイのスタントが多用されており、
またOSAKAを舞台とした内容で今観るとかなり渋い、渋すぎる。
そして当然だがみな若い、バリバリである、エネルギーに溢れている。
ブラックレインに大満足したはずなのに、夕方どうしてももやもやして、
意を決してイオンシネマのレイトショーに向かう、晩飯はマクド。
先だって観に行ったマーヴェリック、
その時に何気に視界に入ったのがアライブフーン、という映画のポスター、
最初、韓国かなんかの外国の映画かな?と思ったのですが、
いやいやドリフトを舞台とする生粋の純潔ジャパニーズ映画ではないですか?
何だかこれが気になって仕方なくなったんです、、、
マーヴェリックは確かによかったのですが、
あくまで1986年のトップガンへのオマージュというか、ノスタルジーというか、
その後衰える事のないトムクルーズのクールさへのただため息というか、、、
このお正月?だったかBSプレミアムシネマの放送で、改めて観ることが出来て、
これがやっぱりよくできていて、これを当時観ていた人が、
あの頃から約30年の今に至る思いに浸るような映画だな、という印象でした。
例えばストラトスやミウラ、ヨーロッパやアルピーヌ、
パンテーラやカウンタックを現代風の解釈で似たようなデザインで作っても、
現代は現代、過去は過去で、あの頃感じた感動と同じではない?
上手く書けないけれど、、、
ところが、レイトショーで観に行った、アライブフーン、
フーンはドリフトを意味するスラングのような?
ケンブロックさんのフー二ガンという動画を観た事がある人は、
多いのではないでしょうか?
私はドリフトファンではないものの、
まさに今渾身の力を込めて作られたモーターシーンを舞台とした映画、
これは観て応援しないと!と思った訳です。
正直肩透かしを食らう覚悟もしていたのですが、
結果から言うと大満足の気分爽快映画でした!
何年か前にあった、オーバードライブ、という映画は、
どちらかというとストーリーの方が勝っていて、
あくまでクルマやレースシーンは脇役という印象でした。
一番の違いは、アライブフーンは全てCGなし、実写、という点でしょう!
もちろん編集はありますが、あらゆるカメラワークで拾った音と映像で、
とことん説得させられるところが素晴らしい。
また配役も的確で、ショップの社長ってこんな感じよね(陣内さん)、とか
自動車リサイクル工場の社長のモロさんなんか、まさにピッタリすぎる!
ジャンパー似合いすぎてて、ホンマこんな人よなって。
終始一貫して肩をすくめて首を前にやや垂れた野村君の演技や表情も絶妙、
ヒロイン役の吉川愛さんも、役に勝ちすぎず負けすぎずで、
ホンマにこんなコおりそうって感じで好ましい。
アンナさんなんか汚れた英雄の木の実ナナを彷彿とさせてきます。
後半のサーキットシーンでの、実況席の4人もリアルすぎて面白すぎ、
とくに織戸さんと土屋さんの、おっーーーーーーっという表情が、
映画用じゃなくて普段の現場の素のリアクションのまんまじゃん、って感じです。
またエンドロールの自動車系の協賛の多さにもびっくりしました。
大体ロゴは知ってるたくさんの協力でこの映画ができたんだって思い知らされます。
長く長くなりましたが、何が言いたいかって、
モーターファンには、特に自動車業界に働いている方には、
映画館で絶対観てほしい映画だっていう事を重ねてお願いします!
自分がその中の誰か一人の立場にあるような?そんな楽しみ方で!