ＢＺ１１

初めて当方に入庫のＢＺ１１のキューブ、
エンジンがかからなかったので診てほしい、でしたが、
バッテリーは以前に交換されており、状態も問題なし。
入庫時は安定してエンジンはかかり、ダイアグコードも異常なし。
問診と走行距離と年数と以前の車検の明細から判断して、
スターターモーターなどの不具合ではなく、
プラグがかぶってしまったのかな？と考え、
まずはスパークプラグを交換させてほしいと了承をもらいました。
取り寄せとなったプラグが届いて作業開始と意気込むも、、、
　　
ありゃりゃりゃりゃ、プラグホール内にエンジンオイルが回ってる、
ということで急遽ヘッドカバーのガスケットセットを追加するも、
部品商さんとの連携がうまくいかず、
部品の到着が遅れに遅れてしまいました。
　　
プラグシール４個、ぐるりのパッキン、サージタンクのゴムシール４個、
ヘッドカバー右上のゴムキャップ１個、
そしてオイルコントロールバルブのガスケット。
やっとこさ来て組み付け、エンジン始動！と思いきや、
ガラガラガラ、、、といやな異音とともにエンスト。
いやいや待てよ、このガラガラ音はオイルが上がるときの異音だな、
気を取り直してキーを捻るとやはり初爆はあるが、すぐにエンスト、
しかしアクセルを煽ってやれば回転はキープできる。

入庫時には全くなかったダイアグコードも複数、、、焦る。
こりゃスロットルバルブがいけないのかもね？と思い、
ケースを二つに割ってスロットルを覗くと、真っ黒けっけ。
しっかりと清掃をかけてやって、再始動、暖機、急速ＴＡＳ学習実施。
最初の段取りから二転三転してしまい、これはいけないと、
ちょっと納期も伸ばしていただきました。
試運転も繰り返して、確実によくなったな、の自信とともにお渡ししないと。