今週のBS2ではポールニューマンがとりあげられていますね。
月曜はニューマンはじめての主演作品となる「傷だらけの栄光」56年、
昨日は「タワリングインフェルノ」74年でしたね。
20世紀FOXとワーナーブラザーズというハリウッド史上初の大手2社の共同作業、
マックイーンとの競演で知られるパニック映画超大作。
ちなみにマックイーンの初出演映画は上の傷だらけの栄光です。
子供の頃にこのタワリングインフェルノを見たあとは、
恐ろしくて寝られなかったのを思い出します。
2時間半以上に及ぶ長い作品ですが、各所で息の詰まる1大スペクタクルです。
そして今晩はインディアナポリス500を舞台とした「レーサー」69年ですね。
実際に一人のレーサーだったニューマンは、
1979年のルマン24時間レースでポルシェ915で出場し、
見事2位でゴールしています。
この映画でも500のレースシーンでは68年のチャンピオンカーが使われ、
ニューマン自身がステアリングを握っていたそうな。
かたやマックイーンはあのオートバイでのジャンプシーンが鮮明に残る
「大脱走」で組んだジョンスタージェス監督とともに
「栄光のルマン」の製作を開始します。
自身がレーサーとして本物のルマンに出場したものを映画化する
ドキュメント映画を目指していたそうな。
しかし撮影が進むにつれてリァリティーを追求するマックイーンと
ストーリー性を加味したいスタージェス監督との溝は広がり、監督は降板。
執念をかけて出来上がったセミドキュメンタリー映画「栄光のルマン」の後は
ふたたびスタージェス監督と組むことはなく、
彼自身もレースの一切から身を引いてしまったそうです。