正直たったこれだけのことで、
不意にしてしまった残念な夏です、、、
たいていしばらくはクルマに乗らなくてもいいや、
と思うぐらいになるものなんですが、
どうも大きく空振りした後の失った感は大きいです。

いろいろよぎってエントリーをぎりぎりまで悩んでしまい、
今年はやめとこうかな?を口に出していたのも事実。
ただ申し込んだ時期は、仕事も忙しくなって体力も気力も充実した感があって、
うまく照準を合わせられているな、と思っていました。
トヨタのルマン24Hでの優勝や、
誘ってくれたクルマがテーマの映画、空飛ぶタイヤとオーバードライブも
気分的にはプラスでしたし、金銭的な部分は、
愛すべきドリーム50を手放したことで無理はありませんでした。

しかし直前の豪雨災害で再び考えさせられました、、、
このまま遊びに行ってよいのかな?と。
この状況を鑑みて、キャンセルも受け付けます、という文言もあって、
そうするべきなのかな?いやそうするべきと思う反面、
例年のように頑張ってみたい気持ちというものもあった訳で。

朝から予期せぬトラブルが続きました。
Bパドックへ抜けるトンネル内で、
黄色いエンジンチェックランプが点灯していることに気が付きます、
エンジンを切って再びアイドリングすると消えています、
もう一度ゲート側へ走らせると、しばらくするとチェックが点灯、
戻って短い針金を切って診断用カプラーを短絡、
コード17の車速信号が出力、
これはミッション上部の信号の取り出しカプラーのミス、
無事に接続しなおしてOK。
その後予選を無事に終えてブレーキパッド交換、
暑すぎる日差しをなんとかどうにか耐えます。
出番が近づく15時頃、ピット付近へクルマを移動させるのに、
少しエンジンのかかりが悪かった?ような。
そして再びピット内を前後移動させるのにエンジンをかけると、
あきらかにミスファイアしているのが分かる、、、
いけないと思いプラグチェックするも、極端に燃料の濃い気筒はない、
インジェクターの作動音もどれも均等、
しばらく点検を続けていると、調子を取り戻したようで、
なんとかスタートできそう、と乗り込みました。
そしてパレードラップを終えてスターティンググリッドに整列、
1分前ボードが出されたのを確認、
今年からは初めて経験するローリングスタートだし、
緊張もひときわ、などと考えてエアコンのスイッチをOFFにした瞬間、
エンジンがストール、クランキングするも初爆がない、
一瞬ポフッという感じもあるが、あきらかに火花か燃料がいっていない、、、
オフィシャルの方に押してもらってコンクリートウォール内へ、、、
ピットへ走って戻って工具を片手にまた走る、
プラグコードを抜いてプラグを差し込みスパークチェックすると、
やはり火花が飛んでいない、、、
勢いよくスタートしていき、途中義務のピットインに戻ってくる
エントラントの方々を横目に見ながら、リタイヤします、、、と伝え、
いそいそと帰り支度をしました。

原因はディストリビューター内のイグニッションコイルにありました。
考えれば予選終了後にボンネットを開けており(その時はボンネットの陰)、
日差しの向きが変わったにもかかわらず開けたままだったことで、
直接エンジンルームが熱されていたという状況、
また当然年数と距離を積み重ねてきていた訳ですので、
ディストリビューターを交換しておくべきだったと言えます。
ピット内でミスファイアしていたのは、
コイルからの火花が弱かったせいなんでしょう。
にしても仮に、私が持っている人、であれば、
ゴール後にかからなくなって、うわーよかったー、となったり、
参加するまでの用意期間に症状が出て、一つ減らせてよかった~、
となったりするのでしょうけども、、、

で今回不思議に思ったのは、火花が飛んでいないにもかかわらず、
シリンダーやプラグが燃料であまり濡れていないこと、
暑い時期というのもあるのでしょうが、もともと薄いのでしょうか?
燃料が出ていないのでは?と診断で錯覚してしまうほど。
燃料も火花も出ていないとなると、ECUだったりするのだろうか?
と考えたりもしました。
ちなみに不具合の出たイグニッションコイルの抵抗値は基準値内です。
抵抗を測定しただけでは確信はできず、
交換したらいとも簡単にエンジンがかかってしまう、という。
なんでも動作テストを行うまで分かりませんね、、、
コイルは最近の主流のモノのように、
耐熱に優れるように改善された品物が届きました。
18年前のクルマの部品でも、需要があるからそうなんだ、と思ったり。
今年走れたら最後にしようかな?と思っていた節もあって、
今はまた来年とは言えませんが、これも貴重な経験、
変わらず日々の業務を頑張っていきたいです。