先日修理で入庫だったEXZ10のラウム、
症状はエンジンかからない時あり。
何度かクランキングを繰り返しているとかかる、というもの。
引き取り時は問題なく始動、工場に戻ってダイアグチェック、
コード14の点火信号系統、コード93の失火系統。
この頃のコードは現在の5桁表示ではなく2桁の数字のみ。
IMGP4103.jpg
この車両はイグニッションコイルを2つ併用しているタイプ、
コード14は1番4番のイグニッション側で不具合が出ている場合、
コード15は2番3番のイグニッション側で不具合が出ている場合。
ですから1番4番側で失火していたであろうと思われます。
イグニッションコイル、同じように見えるも定価が若干違い、
1番4番用の方が千円ほどなぜ?か高い。
今回はリサイクルパーツでイグニッションコイル2個セットをご提案、
一つ新品を買える値段より安く2個セットで手に入れられ、
生きてる片方はスペアでも置いておける、という考え。
そして年数からして消耗品ともいえるスパークプラグと
プラグコードは新品にすることに。
作業後の経過は良好のようです。ありがとうございました。