車検が完了していったん納車したL900Sのムーブ、
2日後にエンジンルームより今までにない金属系の異音を感じたと連絡が。
再度入庫していただき、エンジンルームを開けるとやや焦げ臭い。
ファン、パワステ、クーラーのベルトを一本ずつ外していき、
どこで異音が出なくなるかをチェック。
クーラーとパワステはOK、ファンベルトのかかるクランク、
ウォーターポンプ、オルタネーターのいずれか。
ちなみに車検時にはベルトの交換、調整は必要なく状態は良好でした。
日曜の夜だったので作業はここまでにして、翌日改めてチェック。
ベルトを掛けなおして暖機するも異音はなく、発電も14Vで正常。
クランクプーリーのトーショナルダンパーを外すもOK、
ウォーターポンププーリーを手で回すとややひっかかりを感じます。
オルタネーターは負荷がかからないと正確な重さは分かりませんが、
特段異音は感じられません。
すぐに手配できるウォーターポンプを交換してみることに。
走行距離相応の状態でしたが、とくにこれがという状態でも、、、
組み付けると再び異音が出始めました。電圧をはかると13V弱しかありません。
やはりオルタネーターかと。そういえば入庫時にIGキースイッチONで、
メーター内のバッテリチャージランプが点灯しないのと、
ベルトを外しての試運転でチャージランプが点灯しないのが気になっていました。
走行3万キロのリサイクルパーツのオルタネーターを手配、
組み付けるとチャージランプは点灯するようになり、電圧も14V強に。
またユーザーさんは普段昼間の走行時もスモールとフォグを常時点灯している事も
思い出し、若干寿命が早くなったのかなと。
症状が出るまで試運転を繰り返せばよかったのですが、
心理的に焦ってしまったために回り道をしてしまいました。
過去に1台同じような経緯があったハイゼットを思い出し、
それを思い出せず大反省です。同じ失敗を繰り返してはいけません、、、